有朋自遠方來(朋あり遠方より来たる)。言わずと知れた『論語』の冒頭にある文言だ。この後「不亦楽乎(また楽しからずや)」と続く。
友人と会うのはいつだって楽しい。昨日もそんな楽しい体験をした。わが寓居を友人が訪ねたくれのだ。僕が頼んだCDや本をパリから持って来てくれたのは北島康久、通称Yasu。40日間にわたってひと足早いヴァカンスを堪能し、つい先日に帰国したばかり。
暑い上に湿気の多い気候に彼は参っていた。そうだろうな、フランスの空気は乾燥しているもんね。たしかにあちらも夏は暑い。陽射しだって強い。しかし湿気が少ないから、空気が軽く爽やかだ。べたつくような感じがないのだ。よく言われるように、石造りの建物だから窓を閉め切っておきさえすれば涼しく、クーラーの出番もない。
そうした空気に慣れてしまうと、成田に着いた途端、澱んで全身にまとわりつくようなこちらの空気が重苦しく感じられるものだ。それでも話に花が咲いて、湿気や暑さを忘れるほどだった。
Yasuに感謝しながら、彼が買って来てくれた本を見てみよう。
これまで抄録しか読んだことがなかった伝説のインタヴュー記事を収めた本が嬉しい。Francois-Rene Cristiani, Jean-Pierre Leloir《Trois hommes dans un salon Brel, Brassens, Ferre》(Fayard/Chorus, 2003) ジョルジュ・ブラッサンス、ジャック・ブレル、レオ・フェレが一同に会し、1969年1月6日に行なわれたインタヴューの一部始終が読める。かつて"Roch & Folk"誌に掲載された記事が大判の本になっている。
写真を見る限り、テーブルの上にはビールの小瓶やグラス、タバコの箱などが無造作に置かれ、くつろいだ雰囲気だったことがうかがえる。余談だけれど、僕は彼らが会話を交わしているこの写真が好きで、パリに行くとこれを絵葉書にしたものを買い込むのを楽しみにしている。
1950年代に頭角を現わし、その後のシャンソン・フランセーズ界をリードしたこの3人が顔を揃えたのは後にも先にもこの時だけだった。楽しみながらゆっくりと読むことにしよう。
Yasuは、フランス国立図書館で開催中の展覧会"Souvenir, souvenir... Cent ans de Chanson Francaise" 「スーヴニール、スーヴニール… シャンソン・フランセーズの100年」を見ている。で、会場で売っていた本や配布資料も持って来てくれた。

「シャンソン・フランセーズの100年」展資料
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僕みたいにパリに行きたいけれど行けない人は、当サイトの「掲示板」で、bruxelles さんがご親切にネットでこの展覧会の様子をフランス2のページで閲覧可能だと教えてくださっているので、ぜひ訪ねていただきたい。(http://cultureetloisirs.france2.fr/musique/)
本もポスターみたいな資料も手際よくまとめられていて、シャンソン・フランセーズの歴史が手に取るように分る。どれもこれも銀座産経学園や、今秋から再スタートする日本橋三越での講座で使えそうなものばかり。
持つべきは良き友、と改めて思う。重さを厭わず、暑さにもめげずにこうした貴重な本を買って来てくれたのだから。Yasu、ほんとにありがとう。しっかり勉強するよ。
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♪Petites annonces 〜1
☆ピアフの名曲・名唱196曲を手に入れてみませんか。
『エディット・ピアフ大全集 1946-1963』(CD9枚組:東芝EMI CP28-5791〜5799)。
通信販売で、という方は東芝EMI株式会社ファミリークラブ(Tel 03-5512-1763)へ。商品番号「10362」とお申し込みください。
他社のファミリークラブなど通販会社をご利用の場合の商品番号は「GSD-12201-9」。
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[公演問合わせ先]
◎「パリ祭」
パリ祭実行委員会
Tel:03-3533-1300
URL:http://www.paris-sai.com
◎ミュージカル『エディット・ピアフ』
株式会社 三都企画
東京都港区芝3-40-6港ビル本館6F
Tel:03-5443-7576
Fax:03-5443-7295
mail:san@mitokikaku.co.jp
URL:http://www.mitokikaku.co.jp
◎『愛の讃歌〜ピアフとマルセル 愛の手紙』
バウスプリット株式会社
東京都江東区富岡2-5-6-101
Tel:02-3642-4422
Fax:02-3642-4423
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♪Petites annonces 〜2
映画『ベジャール、バレエ、リュミエール』
[監督]
マルセル・シューバッハ
[出演]
モーリス・ベジャール、ジル・ロマン、エリザベート・ロス、小林十市、クリスティーヌ・ブラン、ジュリアン・ファヴロー、オクタヴィオ・スタンリー、モーリス・ベジャールバレエ団
公開は6月19日から、恵比寿ガーデンシネマで。
tel.03-5420-6161
http://www.cineplex.co.jp
詳しい情報はhttp://www.bcommebejart.comをご参照ください。
バルバラ、ジャック・ブレルのシャンソンが多用され、モーリス・ベジャールのひとつのバレエ作品『リュミエール』が創り上げられるまでを追ったドキュメンタリー。プログラムに僕が映画で取り上げられたシャンソンについての解説を書いています。
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♪Petites annonces♪
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『素顔のエディット・ピアフ』
(エプコット ALB-0020 2枚組)
〈発売・販売元〉エプコット
http://www.alcine-terran.com |
『エディット・ピアフ 天に届く声』
《Edith Piaf la voix montait jusqu'au ciel》 |
『エディット・ピアフ
シャンソンの誕生』
《Edith Piaf Quatre ans deja》
〈翻訳〉宇藤靖子
〈協力〉大野修平
¥9,240(本体価格\8,800) |
このDVDについては、4月23日付「幸せなのは一日に10分だけ…」に紹介文を書きました。本欄上部の「バックナンバー」で当該の日付をクリックしてご参照ください。
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