いま、ポエジーのある歌が聴きたい!
大野修平著 『わが心のシャンソン 〜 そして詩人の魂をめぐって』

平凡社刊 定価:1575円[税込]全国の書店で好評発売中。

大野修平が出会った歌手とシャンソンたち。原詞と対訳を掲げてその魅力を探る。
〈収録アーティスト〉シャルル・トレネ/イヴ・モンタン/フランシス・ルマルク/レオ・フェレ/コラ・ヴォケール/セルジュ・ゲンズブール/ジャンヌ・モロー/ジャック・ブレル/ジョルジュ・ブラッサンス/ピエール・バルー/ジュリエット・グレコ/ジョルジュ・ムスタキ/ジルベール・ベコー/エディット・ピアフ/シャルル・アズナヴール そして21世紀のシャンソン歌手たち。


大野修平、最新の書き下ろしが刊行されました。
どうぞ書店でお手に取ってご覧下さい。

『哀愁と歓びのシャンソンの名曲20選〔CD付〕』
(中経出版)¥1,800

シャンソン関連のコラム、シャンソンゆかりの場所を示した
パリのイラスト地図も入ってます。
よろしかったらご感想やご意見をメールなどでお寄せ下さい。

◇ お 知 ら せ ◇
 大野修平が講師を担当する「シャンソン de フランス語」が始まりました。インターネットでフランス語のレッスンができます。ご利用には料金がかかりませんのでお気軽にどうぞ。
動画レッスンURL:http://www.unself.jp/
トップページから「語学」の項目をクリックしてお入り下さい。
バックナンバー→  5月 7日 21日  6月 4日 18日  7月 2日 18日
 

お  詫  び   8月8日(水)晴れ

   

 大野修平は冬生まれのため、暑さには滅法弱いのです。本日は暑気当たりのため、「ひとりごと」を書く力がありません。お休みさせていただきますことをご了承願います。

大 野 修 平

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エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜
配給:ムービーアイ 今秋、有楽座ほか全国ロードショー!

エディット・ピアフを彷彿とさせるマリオン・コティヤール

ムービーアイ エンタテインメント(株) 映画配給部
〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目1-2 ダヴィンチ銀座ビル4F 
TEL:03-5537-0151 FAX:03-5537-0853
http://www.movie-eye.com
http://www.piaf.jp

(C)2007 LEGENDE-TF1 INTERNATIONAL-TF1 FILMS PRODUCTION
OKKO PRODUCTION s.r.o.- SONGBIRD PICTURES LIMITED

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『シャルル・アズナヴール/ベスト・ソングス&ライヴ』
      (東芝EMI TOCP-70188/89 2枚組)

CD1:ベスト・オブ・スタジオ
〈曲目〉1.コメディアン 2.希望に満ちて 3.想い出をみつめて 4.遠い想い出 5.昔気質の恋 6.フォー・ミー、フォルミダブル 7.ラ・マンマ 8.悲しみのヴェニス 9.ラ・ボエーム 10.これからは 11.人々の言うように 12.誰 13.想い出の瞳 14.時 15.私は旅する 16.生ける屍〜『言論犯罪』〜 17.きみが僕を愛する時 18.ユー・メイク・ミー・ソー・ヤング(フランク・シナトラとのデュエット曲) 19.少年がいた 20.世界の果てに

CD2: ベスト・オブ・ライヴ・オランピア
〈曲目〉1.それがわかれば 2.八月のパリ 3.すべては終わり 4.青春という宝〜帰り来ぬ青春 5.僕は戻ってくる 6.愚かな恋 7.燃えつきて 8.僕の肩でお泣き 9.ジャム・セッションのために 10.愛のあとで 11.生命をかけて 12.青春の思い出 13.二つのギター 14.戦いの前に 15.生きる喜び 16.声のない恋 17.きみの思い出 18.灯りを消して 19.のらくらもの 20.アヴェ・マリア

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お  知  ら  せ

詳細は10月25日付本欄をご参照願います。

イングリッド・ベタンクールかけポスター

 国際イングリッド・ベタンクール連盟委員会が全世界的に幅広い支援を呼びかけています。詳細はサイトhttp://www.educweb.org/Ingrid/をご覧下さい。日本語でも読むことができます。

 サイトhttp://www.ingridbetancourt-idf.com/otages/にも注目して下さい。画面右にある"Telechargement"(テレシャルジュマン=ダウンロード)から、イングリッドのポスターをダウンロードできるようになっています。この「お知らせ」欄に掲げた写真と同じものです。

 同じページを下方へスクロールしていくと、左側に写真が縦に並べられています。いろいろなドキュメントを見ることができます。
 上から5番目に"Allumez une bougie"「ローソクを灯して」という項目があります。写真をクリックすると、多くのローソクが並ぶ画面になります。一番下にあるローソクの絵をクリックしてみましょう。その絵が動いてすでに光を放っている列に向かって進んで行きます。
 これで、ヴァーチャルなローソクを1本灯したことになるのです。

イングリッド・ベタンクール解放を訴えるシャンソンたち

 囚われの身となっているイングリッドやその他の人々の解放を歌うことを通して呼びかけているアーティストたちがいます。

 ☆ルノー Renaud 《Dans la jungle》「ジャングルのなかで」(EMI 09463 494690 2)
サイトhttp://www.educweb.org/Ingrid/ からインストゥルメンタル・ヴァージョンをダウンロードできます。

 ☆セシレム Cecilem ピアノを弾きながら歌う女性歌手セシレムが"Chanson pour Ingrid" を歌っています。Emexのサイトからmp3形式でダウンロードできます。

http://emex-music.com/cecilem/

http://www.emex-music.com

歌を聴きながら、イングリッドと人質の方々を支援しましょう。


♪Petites annonces♪

☆『ディア・ピアフ ベスト・オブ・エディット・ピアフ』
(東芝EMI TOCP-67296)

ピアフを敬愛するアーティストたちがセレクトした11曲を含む珠玉のベスト・アルバム。
「恋人が一輪の花をくれた」石井好子 撰/「バラ色の人生」椎名林檎 撰/「パリの空の下」小野リサ 撰/「いつかの二人」クレモンティーヌ 撰/「水に流して」中島みゆき 撰 他全20曲、【解説】大野修平。


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おすすめシャンソン・フランセーズCD&DVD
(対訳または解説:大野修平)
   
東芝EMI
BMGファンハウス
『シャンソン名曲大全集』
Le florilege de la Chanson Francaise
(GSD-13601〜10/BCD-0094 CD10枚組)
『魅惑のシャンソン名曲集
 〜Vive la Chanson!〜』
TheCDClub
(EMI ODEON FFCP-41710〜1 CD2枚組)
パトリック・ブリュエル
『アントゥル=ドゥ』
(BVCM 34015〜16 CD2枚組)
☆このCDについての詳細は当サイト「ディスクガイド」をご参照下さい。
ユニバーサル・ミュージック・ジャパン
オーマガトキ

ジャック・ブレル
『ベスト・オブ・ジャック・ブレル Brel Infiniment Jacques Brel』
(UICY-9450)

アンリ・サルヴァドール
『ベスト・オブ・アンリ・サルヴァドール』
Henri Salvador Henri Salvador
(CD2枚組 UICY-1258/9)

『アコーデオン』
(DVD OMBX-1004)
[監督]ピエール・バルー
[出演]リシャール・ガリアーノ/タラフ・ドゥ・ハイドゥークス/クロポルト/ダニエル・ミル/モーリス・ヴァンデール/シブーカ/クロード・ヌガロ/coba/続木力/深川和美/まや他

   


   

エディット・ピアフのミュージカルが評判だ  8月6日(月)晴れ

   

 エディット・ピアフのミュージカル≪Piaf je t'aime≫『ピアフ ジュ・テーム』がいま、パリの〈オランピア劇場〉に掛かっている。「40名以上の歌手とダンサーが出演」と銘打った公演。
 この夏、パリを訪れるシャンソン好きの方はご覧になられてはいかがだろうか。同劇場のサイト(http://www.olympiahall.com/)からチケットを入手できる。
 音楽監督はジェラール・ダゲール Gerard Daguerre。今年2月、シャルル・アズナヴールの日本ツアーで指揮者としてミュージシャンたちを率いていた。

〈オランピア劇場〉で上演中の≪Piaf je t'aime≫のチラシ

 フランス2(http://www.france2.fr/)のニュース番組"13Heures"(トレーズ・ウール)8月3日付でダヴィッド・ボレリ David Boreli 記者がこのミュージカルを紹介している。

 オーディションを経て、見事ピアフ役を射止めたのはマリー・オルランディ Marie Orlandi。
 見た目には普通の女の子、といった風情でマリーがキャピュシーヌ大通りをオペラ座方向から歩いてくるシーンからレポートは始まる。

 彼女は〈オランピア〉の正面玄関を入って行く。玄関の真上に"Piaf je t'aime"のネオンが輝いている。コメントでは「彼女の名前が…」と言っているのだが、公演名だけは見えるものの、マリー・オルランディの名前はとらえられていない。こういうところって、まぁ、フランスらしい大らかさというか、適当というか…。

 マリーは楽屋で、メイクの合間にフランス2のインタヴューに答えている。彼女にとってはエディット・ピアフの世界はロックン・ロールなんだそうだ。ピアフを「私たちのマドンナよ」と言う。
 なるほど、エディットの生き方って、ロックなのかもしれない。若い世代ならではのとらえ方だなぁ。

 演出家のジャック・ダルシー Jacques Darcy。彼もインタヴューに答えている。背景の様子からすると、場所は〈オランピア劇場〉内のようだ。
 オーディションではマリーはうまかった、という。ただ、それだけではダルシーは満足しなかった。ピアフに瓜二つになることを要求して繰り返すうちに、マリーこそが適役と考えるようになったとのこと。

 マリー・オルランディが歌う姿ももちろん画面に出てくる。「モンパルナスで」"A Monpernasse" はアリスティード・ブリュアン Aristide Bruant のシャンソンだけれど、少し歌詞が異なっているようだ。
 そして、ピアフの「パダン、パダン」"Padam, padam"。特に後者のヴィブラートの利いた歌いまわしはピアフを彷彿とさせる。

 このチラシに見覚えがある。で、机を引っ掻きまわしてみたらプログラムが出てきた。ちょうど10年前、1997年のこと。朝日新聞が日曜版で「100人の20世紀」というシリーズを始めた。
 100人中のひとりにエディット・ピアフを選んだM記者とパリに行き、関係者をインタヴューして歩いた。

 その時、ちょうどこの「ピアフ ジュ・テーム」が上演されていたのだった。脚本を書いたのはジャン=ルイ・マルケ Jean-Louis Marquet。彼はピアフの妹分で“モモーヌ”"Momone" という愛称で呼ばれたシモーヌ・ベルトー Simone Berteaut の夫君だ。
 台詞用の歌詞を書いたのはクロード・ルメール Claude Lemesle、演出としてもジャック・ダルシーの名前がある。ということは、やはり同じ内容のミュージカルと考えて間違いなさそうだ。

10年前に上演された≪Piaf je t'aime≫プログラム表紙

 スケジュールの関係上、本番を観ることができなかったのでリハーサルを観せて貰った。会場は初め〈エルドラド劇場〉Theatre de L'Erdorado だったが、好評のため上演延長となり〈ジムナーズ マリー・ベル劇場〉Theatre du Gymnaze Marie Belle に移った。
 当時のピアフ役はナタリー・レルミット Nathalie LHermitte だった。素顔のナタリーはブロンドだが、ステージでは黒髪のカツラをつけていた。カーテンコールでそのカツラを取り、地毛を見せたのはご愛嬌。

 日本でも今秋公開される伝記映画『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』はフランスでも評判を取った。
 その勢いを駆って、このミュージカルも再演されることになったものだろうか。僕がリハーサルを観た時には、ピアフの熱心な支持者ジャン・コクトー Jean Cocteau そっくりの役者が出ていたのだけれど、今回はどうなんだろうか。

 さて、ここからはお知らせ。
 日本でもエディット・ピアフにちなんだコンサートが開かれる。『ピアフへのオマージュ バラ色と黒の人生』。9月10日(月)・11日(火)・12日(水)が愛知県芸術劇場小ホール、14日(金)が東京・第一生命ホール。
 名古屋で〈プティ・パリ シャンソン・ド・ブーケ〉を経営する西山伊佐子さんがプロデュースする。

『ピアフへのオマージュ バラ色と黒の人生』のチラシ

 10日の出演者は鳥居美江さん、諏訪みかこさん、11日はかとうえい子さん、風花まいさん、12日は野原百合子さん、隅田圭子さん。
 14日には朝倉まみさん、有光雅子さん、深江ゆかさんがそれぞれ出演する。西山さんももちろん歌う。

 『ピアフ ジュ・テーム』の音楽監督をしているジェラール・ダゲールもやって来る。彼のピアノ演奏も聴けるのは、このコンサートならではのお楽しみ。

 僕もステージに出て、ピアフや彼女のシャンソンなどについて話をすることになっている。敬愛するエディット・ピアフを称えるコンサートに参加できることを心から嬉しく思う。と同時に、責任の重さも感じているところ。偉大なる“シャンソン・フランセーズの貴婦人”の名を汚さないようにしなければ。
 観客のみなさんに楽しんで貰えるように務めることができたら、とも考えている。

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エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜
配給:ムービーアイ 今秋、有楽座ほか全国ロードショー!

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阿久 悠さんが亡くなられた  8月3日(金)晴れ

   

 作詞家の阿久 悠さんが8月1日に逝去された。70歳だった。

 演歌、歌謡曲、ポップスなどジャンルを超えた作品を次々に世に送り出し、ヒットさせた。作品世界の幅広さは群を抜いていた。
 当然のことながら支持層も多い。その証拠に、誰でも阿久さんの歌の一節を口ずさむことができるのではないだろうか。

 僕にもいくつか思い当たる曲がある。もちろん、メロディーとともに記憶の底から阿久さんの書かれた歌詞が蘇ってくる。
 「朝まで待てない」=ザ・モップス、「また会う日まで」=尾崎紀世彦、「ジョニーへの伝言」=ペドロ&カプリシャス、「どうにも止まらない」=山本リンダ、「勝手にしやがれ」=沢田研二、「舟唄」=八代亜紀…。

 「青春時代」のフレーズは、いまも銀行のTVCFで聴くことができる。自分自身の若い日々と重なって、森田公一とトップギャランによるあのメロディーラインも忘れられない。

 「北の宿から」も印象に残った。あるピアニストから聞いた話だけれど、このメロディーの基になっているのはショパンのピアノ練習曲らしい。こういう隠し味もまた、歌詞と相俟ってこの曲の魅力になっているのだろう。

 阿久 悠さんがNHK教育テレビで自作を語るという番組があった。
 何回かに分けてオンエアされたもので、毎回、視聴者代表の主婦の方たちが居並ぶ前で阿久さんが講演するようなスタイルを採っていた。

 その日のテーマになっていたのは「津軽海峡冬景色」。
 言わずと知れた石川さゆりのヒット曲で、年代で言えば1976年。同じ時期にピンクレディーの「ペッパー警部」が話題となった。この両極端とも言える世界を表現してしまうのだから、阿久さんは凄い。

 番組で阿久さんは言われた。
 「僕は上野から青森まで、2行で行った作詞家なんですよ」。続いて歌詞を引用された。「上野発の夜行列車降りた時から/青森駅は雪の中」。
 おっしゃるとおり、たった2行で上野駅から青森駅までたどり着いている。まだ東北新幹線が新青森駅まで通ってない時代の話だ。

 ごく短い言葉でより多くの事柄や物語を表現する。才能豊かな詩人や作詞家だからこそ成し得る業としか言いようがない。

 シャンソン・フランセーズでこの例に匹敵するものを探すとすれば、シャルル・トレネの「街角」"Coin de rue" だろう。
 最終行に至る2行にこうある。「かつてあり いまはもうなくなってしまったものすべて/とても懐かしい僕の街角のすべて」"Tout ce qui fut et qui n'est plus / Tout mon vieux coin de rue"。

 同じく作詞家のなかにし礼さんはキャリアの初めの頃、シャンソンの訳詞をされていた。もし阿久さんがシャンソンの訳詞を手がけていらしたら、どんな日本語を聴かせてくれただろうか。
 日本語のポエジーを知り尽くしていた偉大なる作詞家、阿久 悠さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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今日という、この日を  8月1日(水)晴れ

   

 関東地方の梅雨明けが宣言されないまま8月になった。
 台風5号が西日本を狙っている、と天気予報で告げていた。土砂崩れなどの被害が出なければいいけれど。

 亀井繁男さんが亡くなられた寂しさが、いまも心のなかに広がっている。享年67。お若い。日本人の平均寿命がまた伸びた、という報道があったばかりだというのに。
 まだまだやりたいことが数多くあったことだろうに、と想像する。

 偶然読んだ本のなかに、キラリと光る数行があった。
 書名は『人生は数式で考えるとうまくいく』(サンマーク出版、2005年)。著者はITライターとしてミリオンセラーを世に送り出している大村あつしさん。

 数学はおろか、つるかめ算なんかも苦手だった身としては、こういうタイトルに弱い。どういうわけか、「そうかもしれない、きっとそうなんだろうな」などと思ってしまうのだ。

 書店で見かけてパラパラとページを繰ってみた。
 「目標−現状=課題」という数式が目に入った。目標を定め、いまの自分の状態を客観的に見極めれば、おのずとするべきことが分る、というわけだ。
 なるほど、こういう数式なら僕でも解る。難解な数式だらけの本ではなさそうだ。

 もうひとつ、頷ける数式が出ている。
 「知識×経験=知恵」。
 うまいことを言うなぁ。知識と経験を足し算するのではなく、掛け算する。そこに知恵が生まれる、というわけだ。
 知識を頭に詰め込むだけでは、単なる物知りにしか過ぎない。そうして得た知識を基に経験を積んでこそ、人生の大海を泳ぎわたるための知恵となる。

 大村さんはこんな数式も挙げている。
 「(能力+応援)×思考=チャンスである」。
 「能力」とは、「素質×努力」のことだと大村さんは言う。持って生まれた素質にどれだけ磨きをかけるか。そうして身につけた「能力」が然るべき「応援」を得て、そこに思考を働かせればチャンスはやって来る、と説く。
 すっきりした数式に目が覚める思いだ。

 この本は、数式だけで世のなかを見ることを勧めているのではない。
 大村さん自身の失敗をも包み隠さずに語ることによって、読者に生きる勇気と希望を与えてくれる。
 示唆に富んだエピソードや提言があちこちに見受けられ、参考になる本だ。

 ライターである大村さんは、パソコンに向かっても1行も書けない日があるという。執筆するということはアウトプット作業をすること。それができない時には大村さんは反対にインプットの作業をする。
 しかし、どうにもものにならない、そんな時もある。見たくもないTVをつけっ放しにしていたり、昼寝をしたり、だらだらと一日を過ごしてしまう。

 そんな時、大村さんはある男性と食事をした。無気力な時を過ごしてしまったことを正直に話す。と、諭すような口調で「彼」は言った。

「大村さんがそうやって過ごしたムダな今日は、昨日死んだ人が痛切に生きたかった明日なんですよ」
 なんという発想の転換なのかと思わず胸が熱くなりました。(中略)「昨日死んだ人」の目線から「今日の大切さ」を語られたのは初めてのことです。(同書 pp.140〜141)

 この個所を読んで、僕もまた言い知れぬ感銘を受けた。まったくそのとおりじゃないか。
 いい加減に過ごしてしまった、今日という時間の連なり。自分の持ち時間なんだから、どんな風に使おうが勝手さ、という考え方もあるだろう。

 でも、それでいいんだろうか。
 その考えだけで突っ走っていくと、夏巡業をサボって故国モンゴルに帰ってサッカーに興じたっていい、という朝青龍みたいなことになりはしないか。どう見てもあれは身勝手にしか思えないもんなぁ。

 生きたくても、生きられない人がいる。人生に残された時間がない、そういう人だっているのだ。
 その人の「生きたい」という気持ちに思いを馳せれば、仇やおろそかに日を送ることなんてできなくなろうというもの。

 亀井さんが亡くなられたことをきっかけに、まさにそのことを身にしみて感じている。今日という、この日を大切に生きなければ。

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エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜
配給:ムービーアイ 今秋、有楽座ほか全国ロードショー!

エディット・ピアフを彷彿とさせるマリオン・コティヤール

ムービーアイ エンタテインメント(株) 映画配給部
〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目1-2 ダヴィンチ銀座ビル4F 
TEL:03-5537-0151 FAX:03-5537-0853
http://www.movie-eye.com
http://www.piaf.jp

(C)2007 LEGENDE-TF1 INTERNATIONAL-TF1 FILMS PRODUCTION
OKKO PRODUCTION s.r.o.- SONGBIRD PICTURES LIMITED

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『シャルル・アズナヴール/ベスト・ソングス&ライヴ』
      (東芝EMI TOCP-70188/89 2枚組)

CD1:ベスト・オブ・スタジオ
〈曲目〉1.コメディアン 2.希望に満ちて 3.想い出をみつめて 4.遠い想い出 5.昔気質の恋 6.フォー・ミー、フォルミダブル 7.ラ・マンマ 8.悲しみのヴェニス 9.ラ・ボエーム 10.これからは 11.人々の言うように 12.誰 13.想い出の瞳 14.時 15.私は旅する 16.生ける屍〜『言論犯罪』〜 17.きみが僕を愛する時 18.ユー・メイク・ミー・ソー・ヤング(フランク・シナトラとのデュエット曲) 19.少年がいた 20.世界の果てに

CD2: ベスト・オブ・ライヴ・オランピア
〈曲目〉1.それがわかれば 2.八月のパリ 3.すべては終わり 4.青春という宝〜帰り来ぬ青春 5.僕は戻ってくる 6.愚かな恋 7.燃えつきて 8.僕の肩でお泣き 9.ジャム・セッションのために 10.愛のあとで 11.生命をかけて 12.青春の思い出 13.二つのギター 14.戦いの前に 15.生きる喜び 16.声のない恋 17.きみの思い出 18.灯りを消して 19.のらくらもの 20.アヴェ・マリア

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お  知  ら  せ

詳細は10月25日付本欄をご参照願います。

イングリッド・ベタンクールかけポスター

 国際イングリッド・ベタンクール連盟委員会が全世界的に幅広い支援を呼びかけています。詳細はサイトhttp://www.educweb.org/Ingrid/をご覧下さい。日本語でも読むことができます。

 サイトhttp://www.ingridbetancourt-idf.com/otages/にも注目して下さい。画面右にある"Telechargement"(テレシャルジュマン=ダウンロード)から、イングリッドのポスターをダウンロードできるようになっています。この「お知らせ」欄に掲げた写真と同じものです。

 同じページを下方へスクロールしていくと、左側に写真が縦に並べられています。いろいろなドキュメントを見ることができます。
 上から5番目に"Allumez une bougie"「ローソクを灯して」という項目があります。写真をクリックすると、多くのローソクが並ぶ画面になります。一番下にあるローソクの絵をクリックしてみましょう。その絵が動いてすでに光を放っている列に向かって進んで行きます。
 これで、ヴァーチャルなローソクを1本灯したことになるのです。

イングリッド・ベタンクール解放を訴えるシャンソンたち

 囚われの身となっているイングリッドやその他の人々の解放を歌うことを通して呼びかけているアーティストたちがいます。

 ☆ルノー Renaud 《Dans la jungle》「ジャングルのなかで」(EMI 09463 494690 2)
サイトhttp://www.educweb.org/Ingrid/ からインストゥルメンタル・ヴァージョンをダウンロードできます。

 ☆セシレム Cecilem ピアノを弾きながら歌う女性歌手セシレムが"Chanson pour Ingrid" を歌っています。Emexのサイトからmp3形式でダウンロードできます。

http://emex-music.com/cecilem/

http://www.emex-music.com

歌を聴きながら、イングリッドと人質の方々を支援しましょう。


♪Petites annonces♪

☆『ディア・ピアフ ベスト・オブ・エディット・ピアフ』
(東芝EMI TOCP-67296)

ピアフを敬愛するアーティストたちがセレクトした11曲を含む珠玉のベスト・アルバム。
「恋人が一輪の花をくれた」石井好子 撰/「バラ色の人生」椎名林檎 撰/「パリの空の下」小野リサ 撰/「いつかの二人」クレモンティーヌ 撰/「水に流して」中島みゆき 撰 他全20曲、【解説】大野修平。


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おすすめシャンソン・フランセーズCD&DVD
(対訳または解説:大野修平)
   
東芝EMI
BMGファンハウス
『シャンソン名曲大全集』
Le florilege de la Chanson Francaise
(GSD-13601〜10/BCD-0094 CD10枚組)
『魅惑のシャンソン名曲集
 〜Vive la Chanson!〜』
TheCDClub
(EMI ODEON FFCP-41710〜1 CD2枚組)
パトリック・ブリュエル
『アントゥル=ドゥ』
(BVCM 34015〜16 CD2枚組)
☆このCDについての詳細は当サイト「ディスクガイド」をご参照下さい。
ユニバーサル・ミュージック・ジャパン
オーマガトキ

ジャック・ブレル
『ベスト・オブ・ジャック・ブレル Brel Infiniment Jacques Brel』
(UICY-9450)

アンリ・サルヴァドール
『ベスト・オブ・アンリ・サルヴァドール』
Henri Salvador Henri Salvador
(CD2枚組 UICY-1258/9)

『アコーデオン』
(DVD OMBX-1004)
[監督]ピエール・バルー
[出演]リシャール・ガリアーノ/タラフ・ドゥ・ハイドゥークス/クロポルト/ダニエル・ミル/モーリス・ヴァンデール/シブーカ/クロード・ヌガロ/coba/続木力/深川和美/まや他

   


   

みんなで歌った「桜んぼの実る頃」  7月30日(月)雨

   

 昨日、亀井繁男さんのお通夜に参列した。
 都営地下鉄新宿線・西大島駅から歩いて会場の大原メモリアルホールへ。銀座産経学園で僕が担当しているシャンソン講座の受講生の方たちがいらっしゃった。
 「亀井さんのお名前に“故”がついてるなんて、まだ信じられませんね」。誰もが同じ思いでそう言い合った。

 焼香を済ませ、お清め所へ移動。
 シャンソン歌手の宇野ゆう子さんも同じテーブルに着いた。生前の亀井さんが最も贔屓にしていた歌手だ。終始、寂しそうな表情を浮かべていた。

 和服姿でにこやかな笑みをたたえてこちらを向いている。それが亀井さんの遺影だった。
 参列者全員の焼香が済むまで1階で待った。やがて、係の方の誘導で亀井さんのお顔を拝見させていただく。
 穏やかなお顔だった。苦しまれた様子は見受けられない。安らかにお眠りになられたようだ。

 Yさんのリードで、ご遺体を前にして銀座産経学園の仲間たちみんなで「桜んぼの実る頃」を歌うことになった。1番の歌詞は日本語で、2番以降はフランス語で歌った。
 この古いシャンソンはさくらんぼが出まわる5月になると毎年、教室で勉強することになっている。「いいシャンソンだから、必ず毎年やりましょうよ」と提案して下さったのも亀井さんだった。

 そして、日本橋三越文化センターで授業をしていた頃から放課後の懇親会を率いて下さり、「さくらんぼの会」と命名されたのも亀井さん。
 会報誌「さば」の編集発行も厭わずに続けてこられた。その傍ら、充実したWebサイトも運営されていた。

 ウォーキングの会も催しておられた。気の合った仲間同士であちこちの名所を巡っておられた。「歩いた後のビールがまたうまいんですよ」。そんなお話も伺ったことがある。趣味の幅も広い人だった。

 「桜んぼの実る頃」を歌い終わり、もう一度お顔を拝んでからその場を辞去した。
 このまま帰るのはいかにも寂しい。Yさんが気を利かせて西大島駅そばの中華料理店に席を予約しておいて下さった。銀座産経学園受講生の方たちとそこへ行って亀井さんを偲ぶことにした。

 献杯の後、ひとしきり亀井さんの話をして盛り上がる。貴重な人物を失ったことが辛い。誰もが同じ思いだったのではないだろうか。
 お元気で明るい方だっただけに、まさに火が消えたような寂しさを感じる。

 ジョルジュ・ブラッサンス Georges Brassens の名曲「仲間を先に」"Les copains d'abord" の一節をお別れの言葉に代えて亀井さんの霊に贈りたい。

善良なる仲間たちの集まりに
尊敬すべき連中が欠けたことなんかない
彼らのうちの誰かが船上にいなかったとしたら
  その男が亡くなったからだ
いつまでも いついつまでも
水のなかに開いた穴が
百年経っても閉じることはない 何てこった
  ずっと 彼がいないままなんだ

Au rendez-vous des bons copains
Y avait pas souvent de lapins
Quand l'un d'entre eux manquait a bord
  C'est qu'il etait mort
Oui mais jamais au grand jamais
Son trou dans l'eau n'se rerermait
Cent ans apres coquin de sort
  Il manquait encor

 亀井さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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エディット・ピアフ 〜愛の讃歌〜
配給:ムービーアイ 今秋、有楽座ほか全国ロードショー!

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〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目1-2 ダヴィンチ銀座ビル4F 
TEL:03-5537-0151 FAX:03-5537-0853
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      (東芝EMI TOCP-70188/89 2枚組)

CD1:ベスト・オブ・スタジオ
〈曲目〉1.コメディアン 2.希望に満ちて 3.想い出をみつめて 4.遠い想い出 5.昔気質の恋 6.フォー・ミー、フォルミダブル 7.ラ・マンマ 8.悲しみのヴェニス 9.ラ・ボエーム 10.これからは 11.人々の言うように 12.誰 13.想い出の瞳 14.時 15.私は旅する 16.生ける屍〜『言論犯罪』〜 17.きみが僕を愛する時 18.ユー・メイク・ミー・ソー・ヤング(フランク・シナトラとのデュエット曲) 19.少年がいた 20.世界の果てに

CD2: ベスト・オブ・ライヴ・オランピア
〈曲目〉1.それがわかれば 2.八月のパリ 3.すべては終わり 4.青春という宝〜帰り来ぬ青春 5.僕は戻ってくる 6.愚かな恋 7.燃えつきて 8.僕の肩でお泣き 9.ジャム・セッションのために 10.愛のあとで 11.生命をかけて 12.青春の思い出 13.二つのギター 14.戦いの前に 15.生きる喜び 16.声のない恋 17.きみの思い出 18.灯りを消して 19.のらくらもの 20.アヴェ・マリア

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イングリッド・ベタンクールかけポスター

 国際イングリッド・ベタンクール連盟委員会が全世界的に幅広い支援を呼びかけています。詳細はサイトhttp://www.educweb.org/Ingrid/をご覧下さい。日本語でも読むことができます。

 サイトhttp://www.ingridbetancourt-idf.com/otages/にも注目して下さい。画面右にある"Telechargement"(テレシャルジュマン=ダウンロード)から、イングリッドのポスターをダウンロードできるようになっています。この「お知らせ」欄に掲げた写真と同じものです。

 同じページを下方へスクロールしていくと、左側に写真が縦に並べられています。いろいろなドキュメントを見ることができます。
 上から5番目に"Allumez une bougie"「ローソクを灯して」という項目があります。写真をクリックすると、多くのローソクが並ぶ画面になります。一番下にあるローソクの絵をクリックしてみましょう。その絵が動いてすでに光を放っている列に向かって進んで行きます。
 これで、ヴァーチャルなローソクを1本灯したことになるのです。

イングリッド・ベタンクール解放を訴えるシャンソンたち

 囚われの身となっているイングリッドやその他の人々の解放を歌うことを通して呼びかけているアーティストたちがいます。

 ☆ルノー Renaud 《Dans la jungle》「ジャングルのなかで」(EMI 09463 494690 2)
サイトhttp://www.educweb.org/Ingrid/ からインストゥルメンタル・ヴァージョンをダウンロードできます。

 ☆セシレム Cecilem ピアノを弾きながら歌う女性歌手セシレムが"Chanson pour Ingrid" を歌っています。Emexのサイトからmp3形式でダウンロードできます。

http://emex-music.com/cecilem/

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歌を聴きながら、イングリッドと人質の方々を支援しましょう。


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☆『ディア・ピアフ ベスト・オブ・エディット・ピアフ』
(東芝EMI TOCP-67296)

ピアフを敬愛するアーティストたちがセレクトした11曲を含む珠玉のベスト・アルバム。
「恋人が一輪の花をくれた」石井好子 撰/「バラ色の人生」椎名林檎 撰/「パリの空の下」小野リサ 撰/「いつかの二人」クレモンティーヌ 撰/「水に流して」中島みゆき 撰 他全20曲、【解説】大野修平。


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(対訳または解説:大野修平)
   
東芝EMI
BMGファンハウス
『シャンソン名曲大全集』
Le florilege de la Chanson Francaise
(GSD-13601〜10/BCD-0094 CD10枚組)
『魅惑のシャンソン名曲集
 〜Vive la Chanson!〜』
TheCDClub
(EMI ODEON FFCP-41710〜1 CD2枚組)
パトリック・ブリュエル
『アントゥル=ドゥ』
(BVCM 34015〜16 CD2枚組)
☆このCDについての詳細は当サイト「ディスクガイド」をご参照下さい。
ユニバーサル・ミュージック・ジャパン
オーマガトキ

ジャック・ブレル
『ベスト・オブ・ジャック・ブレル Brel Infiniment Jacques Brel』
(UICY-9450)

アンリ・サルヴァドール
『ベスト・オブ・アンリ・サルヴァドール』
Henri Salvador Henri Salvador
(CD2枚組 UICY-1258/9)

『アコーデオン』
(DVD OMBX-1004)
[監督]ピエール・バルー
[出演]リシャール・ガリアーノ/タラフ・ドゥ・ハイドゥークス/クロポルト/ダニエル・ミル/モーリス・ヴァンデール/シブーカ/クロード・ヌガロ/coba/続木力/深川和美/まや他